2009年02月21日

【歌舞伎】中村又五郎さん死去

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ご自宅へお邪魔した際、写真を一緒に撮らせていただくことになった瞬間、又五郎さんの背筋がスッと伸び、表情が役者になったこと。また私たちが帰る時になると、ゆっくりとした足取りで玄関までお見送りいただいたこと。当時92歳。

先月の古式顔寄せ手打ち式で拝見したあの笑顔。式の始まりから終わりまで、椅子に腰を掛けお顔を垂れていらっしゃいましたが、手打ちの際になると、スッとお顔を前に向け、皆と合わせて一本締め。手打ちの最後には、満面の笑みで両手のヒラを空に掲げていらっしゃいました。手打ち式に行ったにも関わらず、一緒に手打ちをすることも忘れ、そんな又五郎さんのお姿を双眼鏡で拝見し、気付けば微笑んで幸せな気分になっている自分に気付くのに少し時間が掛かりました。

またお会いしたい、もう一度お会いしたいと思いつつも、今日の日を迎え、一度きりではありましたがお会いできた際のお姿と手打ち式での笑顔が、鮮明に蘇っております。

あと、犬役。弥十郎さん(だっだかな?)が犬役の又五郎さんが乗った車椅子を押しながら花道に登場された途端、歌舞伎座の全てが温かい思いに包まれた瞬間は忘れられません。


NHKニュース 動画あり

最高齢の歌舞伎俳優で、名脇役として活躍した人間国宝の中村又五郎さんが21日早朝、老衰のため亡くなりました。94歳でした。

中村又五郎さんは大正3年、東京で初代又五郎の長男として生まれ、父親を亡くしたあと、6歳のときに二代目又五郎を名のって初舞台を踏み、名子役として活躍しました。その後は立役から女役、老け役まで何でもこなす名脇役として知られ、品格のある演技に定評がありました。初代中村吉右衛門から直接芸を受け継いでおり、二代目吉右衛門さんや中村勘三郎さんなど多くの歌舞伎俳優から尊敬を集める存在でした。また、国立劇場の歌舞伎俳優養成所の主任講師を長く務め、若手の育成にも熱心なことで知られており、こうした功績が認められて平成8年に日本芸術院賞を受賞したほか、平成9年には人間国宝に認定されました。又五郎さんは94歳と最高齢の歌舞伎俳優で、ことし1月、建て替えが決まった歌舞伎座の手打式にも姿を見せていましたが、21日午前4時すぎ、老衰のため自宅で亡くなりました。

『又五郎の春秋』 (中公文庫) 池波 正太郎 (著) を読み返してみます。



昨日、歌舞伎の日の晩に、夫婦で歌舞伎の歴史について語りながら、又五郎さんのことを話しておりました。

私たちも、私たちができることを、この世に生がある限り、続けて参ります。




20日の3時50分まで、歌舞伎についての日記を書いておりました。

歌舞伎が世界に広がる妄想が止りませんでした。




94年間(6歳から2代目又五郎)、歌舞伎に生きた方がお亡くなりになりました。

私たちは、これからの歌舞伎を精一杯に楽しんで生きて参ります。


ありがとうございました。

ご苦労様でございました。

どうぞ、ごゆっくりとお休みくださいませ。


posted by TAKE at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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