2011年02月10日

【能・宝生流】4/16(土)五雲会 於 宝生能楽堂

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宝生流 シテ方 田崎甫さん

知人の田崎様より以下のとおりご案内を頂戴いたしましたので、
久し振りに能楽のご紹介をさせていただきます。

「私の弟、田崎甫(たざきはじめ)は宝生流能楽師として3歳から稽古を重ねてきましたが、
この度、東京芸術大学能楽科の卒業を持ちまして、正式にデビューする運びとなりました。
(俗に“開き”と呼びます)

彼を心から応援する姉として、このデビュー作を皆様にもぜひご鑑賞頂きたく、
またお力添えを頂きたく、お忙しいとは存じますが、どうぞ宜しくお願い致します。

能楽の舞台を観たことがないという方でも、鼓の音色や優美な装束など、
とてもリラックスして五感で楽しんで頂けると思いますので、
どうぞお気軽にいらして下さいませ。」

とのこと。

五雲会とは、「若手の役者を中心とした月例の会。8月を除く毎月第3土曜日(稀に第2土曜日)に開催。能4番、狂言2番が演じられ」る会のこと。(宝生能楽堂サイトより)

公演概要は下記のとおり。

宝生の能4月 五雲会

日時 2011年4月16日(土)12時開演
会場 宝生能楽堂(後楽園)
チケット 自由席5,000円(学生2,500円)

お申し込みは、
2010年2月24日(木)までに
nanaco.t1025@ezweb.ne.jp宛に下記をご連絡ください。
件名: 「五雲会チケット申込み」
本文: 氏名(ふりがな)、人数、電話番号
※「竹ノ輪の紹介で申込み」とお伝えいただくとスムースです。
チケット申込みメールを送信する
※携帯電話やメーラーによっては文字化けする場合があります。




公演内容

能「金札」 シテ 田崎甫
能「盛久」 シテ 水上輝和
能「三山」 シテ 大友順
能「船橋」 シテ 小倉伸二郎

○能「金札」(きんさつ)
桓武天皇の臣下が大宮造営中の伏見に赴くと人々に交じって老翁が現れ、
天より金札が落ちて来る。臣下がそれを読み上げると老翁は伏見の謂れを語り、
天津太玉の神となって宮より現れ、弓矢で悪魔を祓い御世を寿ぐ。

○能「盛久」(もりひさ)
平盛久は日頃から清水の観世音を深く信仰していた。捕らえられて鎌倉へ送られ、
遂に処刑の日を迎えたが盛久を斬ろうとした刀が何故か折れてしまう。
頼朝に許された盛久は、これも観音のおかげと喜びの舞を舞う。

○能「三山」(みつやま)
飛鳥に畝傍山、耳成山、天の香具山という三つの山があり、
ここを訪れた良忍聖は耳成山に住む桂子という女から、
畝傍山の桜子という男を廻る二人の女の争いを聴く。
桜と桂を対比させ、美しくも凄絶な一曲。

○能「船橋」(ふなばし)
佐野の渡りを訪ねた山伏に、橋建立の勧進をする一組の男女と
「東路の佐野の船橋とりはなし・・・」の歌に込められた悲しい恋の結末。
万葉集の歌をもとに、橋柱に立てられて執心の鬼となった男が語る伝説の物語。

宝生能楽堂サイトより)


宝生流は、お能を観たことがない方でも
その名前は御存知かと思われる「観世流」の次に大きな流派。

ちなみに、能のシテ(主人公)を演じる為の訓練を
専門的に積んでいる能楽師をシテ方。

 ※各流派シテ方だけをやる訳ではないです。念のため。

そのシテ方には

観世(かんぜ)流
宝生(ほうしょう)流
金剛(こんごう)流
金春(こんぱる)流
喜多(きた)流

の5流派で、それぞれ特徴あり。

ウィキから簡単にまとめてみました。

観世流は、
みなさん、観阿弥、世阿弥でご存知の流派。
豊麗で洗練された味わいが特色とされる。
室町時代三代将軍足利義光のバックアップで隆盛。
徳川家康によって抱えられ幕末まで最大流派。

そもそも能楽は、奈良時代辺りに中国から入ってきた芸能が源になり
平安時代鎌倉時代で能楽の原型が出来たのではと云われているらしく。
その鎌倉時代の始まりから只今およそ800年経過。
観阿弥さんが生まれたのが678年前。
こうやって書いていると長いんだか、ついこの前なんだかどうでもよくなる。w

宝生流は、
江戸時代に五代将軍徳川綱吉がとりわけ宝生流を贔屓にしたらしい。
<重厚な芸風で謡を重視し、その独特の謡の魅力から「謡宝生(うたいほうしょう)」>
とも呼ばれるらしく、個人的には結構気になる流派。

金剛流は、
法隆寺に仕えた座を源流とする流派で、
江戸中期の米沢藩では8代藩主上杉重定が金剛流を長く愛好したらしい。
「芸風が華麗で優美」とのこと。

金春流は、
秀吉がバックアップして当時の政権公認の流派に。
芸風は五流のなかでももっとも古風と評される。

江戸幕府開府後も、金春流はその勢力を認められて
四座のなかでは観世流に次ぐ第二位とされたが、
豊臣家とあまりに親密であったことが災いし、江戸時代には停滞期へ突入。

その一方で、前述のとおり観世流は徳川家康が、喜多流は徳川秀忠が、
宝生流は徳川綱吉が愛好し、その影響によって各地の大名のあいだで
能楽が流行していったらしい。
現代のIT系企業の社長さん方には、是非とも能楽を愛好していただきたい。
下手な社会貢献活動よりも、日本のためになると私は信じます。
もちろん能楽以外もよろしく。

喜多流は、
5つの中では新興の流派。
と云っても興ったのが江戸時代初期というのだから、能楽の歴史の長さを実感。


とにもかくにも、歴史好きの方々には萌える要素が満載と思えるお能。
この機会に、若手能楽師を今からチェックして、末永く楽しむというのは如何でしょう♪

冗談はさておき(半分本気だけど)、
あのシェイクスピアが洗礼を受けたのが西暦1564年、
観阿弥はそこからさらに300年ほど遡った1333年生まれのお人。
おぉ〜!シェイクスピアより古いのか!と思った方。

また、能楽は、現存する世界最古の演劇と云われています。
 (※インドには、世界最古の<舞踊劇>「クーリヤッタム」というのがあるらしい。)
おぉ〜!世界最古か!と思った方。

そして、未だ能楽を一度も観たことがない方や
歌舞伎は観たことがあるけれど能楽は未だという方も、是非一度ご覧ください!

日本の「型」の世界。
そこに籠められた人の想い。
何百年も前の心が、あの四方の舞台に蘇ります。

ハマる人は、ガツンとハマるかと。

まずは一度ご体験を!

ちなみに、私はどこの流派を特別に贔屓にしているということはありません。
今はまだ、5流の違いを感じながら気楽に楽しみたいなぁ〜というレベルです。

歌舞伎の勘三郎丈のように、心底ハマる能楽師に出会ってしまったら
どうなるか私にも判りません・・・。



posted by TAKE at 01:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 能楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月03日

[Vol.51 2011.2.3]

※このメールは、竹ノ輪サイトでご登録いただいた方や
竹ノ輪スタッフとお名刺交換させていただいた方にお送りしています。

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和に遊ぶ!竹ノ輪からのお知らせ
http://takenowa.jp/

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[Vol.51 2011.2.3]

こんにちは、竹ノ輪のTAKEです。

今日は「節分の日」。豆まき?恵方巻き?

新しい季節の始まりに向け、鬼は外!福は内!と元気よく参りましょう。

私は、勘三郎丈の早期復調を願って豆まきします!


さて、今回は、江戸型染作家 小倉充子(おぐらみつこ)さんの手ぬぐいが
竹ノ輪SHOPに揃いましたのでそのご紹介と、各種展示のご案内です。

この手ぬぐいは、もちろん注染。ご本人の手づくりです。

そして現在、ご本人が揃えることができる全ての手ぬぐいが揃いました!

染め増しするかしないか、それはもう本人の気分次第というところ。

この機会を、くれぐれもお見逃し無く!


○型染作家 小倉充子の手ぬぐいあります。
http://takenowa.jp/



目次  ―――――――――――――――――――――――――――――――

01 【手ぬぐい】
型染作家 小倉充子の手ぬぐいあります。

02 【竹ノ輪SHOP】
「末宗美香子 2011年オリジナルカレンダー」好評発売中!

03 【落語】
2/25(金) 第5回 じっくり菊六の会

04 【展示】
2/1(火)〜6(日)鈴木寿一作陶展 −ろくろの仕事−

05 【展示】
2/24(木)〜3/1(火) 琵琶湖夢街道 第23回 大近江展

06 【邦楽】
2/15(火) 〜二十五絃箏&尺八ユニット URANUS 結成5周年コンサート〜

07 【編集後記】
神田神保町生まれ。三代続く下駄屋の娘。

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